エゾタヌキはアイヌ語で「モユク」と呼ばれ、小さな獲物という意味を持ちます。アイヌの人たちは毛皮として利用していたそうです。エゾタヌキの冬毛はフワフワでとても暖かそうです。
目次
エゾタヌキは北海道に生息する!狸寝入りとは?
エゾタヌキはタヌキの亜種です。北海道の森林や川や沼沢がある地域に生息しています。タヌキは「擬死(外敵に襲われた動物が動かなくなる反応)」をすることがあり、そこから狸寝入りという言葉が生まれました。
英語は?
- 学名:Nyctereutes viverrinus albus
- 英名:Hokkaido raccoon dog
- 和名:エゾタヌキ(蝦夷狸)
エゾタヌキの生態!夜行性!冬眠はしない!
体毛の色は茶褐色で、目の周りは黒い毛で囲まれています。夜行性のため暗所では見えるが、日中の視力はあまり良くなく、人がいても気が付かずに近づいてしまうこともあります。樹木の根元などを巣穴とし、休息、睡眠、出産、子育ては巣穴で行います。食性は雑食性で、果実や木の実などの植物性のものから、昆虫やカエル、動物の死体など動物性のものを食べます。(→Wikipedia)
大きさは?
- 体長:50~60cm程
- 体重:4~8kg程
- 尾長:18cm程
- 寿命:野生下では6~8年程
- 目の周りが黒い模様をしている
アライグマとの違いはここ!!
近年外来種のアライグマが繁殖し、エゾタヌキと似ていることから見間違えることがあります。区別を付けたいときは尻尾を見ると良いです!縞模様があるのはアライグマ。縞模様がないのはエゾタヌキと覚えておきます。
春のエゾタヌキ
エゾタヌキはきれい好き!ため糞とは?
数頭で一緒に糞をする場所、つまり共同トイレのような場所を持っており、そこに糞をためます。仲間同士で情報交換の場所と考えられています。