飛ぶオジロワシ

オジロワシはアイヌ語で「オンネウ」と呼ばれ、老大なものという意味を持ちます。オオワシと違い、北海道に留鳥として繁殖する個体がいます。

北海道では周年生息する個体がいる!

ユーラシア大陸北部で繁殖し、冬季になると越冬のため朝鮮半島、日本の北海道や本州北部へ南下します。北海道の北部や東部では留鳥として周年生息する個体がいます。

網走では流氷観光砕氷船おーろら号に乗って流氷の上で羽を休める姿を見ることが出来ます。知床の羅臼でも観光船が船を出し、間近で姿を見ることが出来ます。おーろら号よりも距離が近く迫力があります。ページの一番下に観光船各社を載せています。

英語は?

  • 学名:Haliaeetus albicilla
  • 英名:White-tailed eagle
  • ​和名:オジロワシ(尾白鷲)
飛ぶオジロワシ

オジロワシの生態!名前の通り尾が白い!

全身は褐色の羽毛で覆われていますが、名前の通り尾羽が白色をしています。頭部は淡褐色や淡黄色の羽毛をしています。海岸、湖沼、河川などの水辺に生息し、食性は動物食で魚類、鳥類、哺乳類などを食べます。オオワシ同様に動物の死骸も食べます。(→Wikipedia

大きさは?

  • 体長:オス80cm程、メス94cm程
  • 体重:3~7kg程
  • 翼開長:180~220cm程   
  • ​寿命:野生下では20~25年程
  • 尾が白い!
流氷とオジロワシ

日本では国の天然記念物になっている!

狩猟用の銃弾による鉛中毒や風力発電の衝突事故、生息地の破壊などで生息数が減少していた時期がありますが、日本での確認数は増加傾向にあります。また、列車にはねられたエゾシカの死骸を食べに集まり、自らも列車と衝突事故を起こして命を落とすケースが相次ぎ問題になっています。オオワシと同様に日本では1970年に国の天然記念物に指定されています。

流氷とオジロワシ

オジロワシの顔

抱卵は主にメスがする!北海道内でも子育てをする!

樹上や断崖に木の枝を組み合わせ、巣を作ります。主にメスが抱卵し、抱卵期間は38日程度です。雛は卵から孵ってから70-75日で飛翔できるようになります。

オオワシと異なり北海道内に留鳥がいるため、河川敷などの高い木に巣を作り子育てをするオジロワシの姿を見ることができます。

飛翔するオジロワシ

飛ぶオジロワシ

​その他のオジロワシ写真

流氷の上で羽を休めます。

オジロワシとオオワシ
流氷の上でオオワシと並んで
飛ぶオジロワシ
飛ぶ姿
オジロワシとオオワシ
雪の上で

​オジロワシに会える場所

知床羅臼では野生のオジロワシに出会えます。

ゴジラ岩観光(羅臼事業所)

場所
 〒086-1833 北海道目梨郡羅臼町本町30-2
電話番号
 ☎0153-85-7575
・予約は→ホームページ

知床ネイチャークルーズ

場所
 〒086-1833 北海道目梨郡羅臼町本町27-1
電話番号
 ☎0153-87-4001
・予約は→ホームページ

知床・羅臼観光船はまなす

場所
 〒086-1833 北海道目梨郡羅臼町本町372-1
電話番号
 ☎0153-87-3830
・予約は→ホームページ

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